女性ならではの悩み|月経前症候群は上手く乗り切ろう

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月経前のつらい症状とは

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月経前症候群は、月経が始まる少し前から症状が現れ、月経が始まるとともに症状が軽くなったり消えたりする病気です。具体的な症状は頭痛、吐き気、のぼせ、下腹部痛、便秘、イライラ、乳房の張りなど、多岐にわたっています。原因は、女性ホルモンのひとつであるプロゲステロンの急激な増加により、神経伝達物質であるセロトニンが減少することだと考えられています。若い女性に多い貧血も、ひとつの要因である可能性があります。この病気で婦人科や産婦人科を受診する場合は、できれば基礎体温表をつけておいて持参すると、生理周期と症状の関連がひと目でわかるので診断がスムーズです。月経前症候群であることが明確になれば、低用量ピルや婦人病に効く漢方薬などが処方されます。ただし、月経前症候群の患者の中には、激しい気分の落ち込みなど、精神症状を強く訴える人もいます。特に重症の場合は、月経前不快気分障害という病気と診断されることもあります。この状態になると抑うつ状態は一層ひどく、他人に対して攻撃的になったり、ときには暴力を振るったり、自殺念慮に取りつかれてしまったりすることもあります。このようなときは、精神科や心療内科で治療を受けることが必要になります。女性ホルモンの影響でセロトニンが減少した状態を改善するために、抗うつ剤の使用が効果を発揮するからです。症状によって、抗不安薬なども用いられます。精神科に行くのはちょっと勇気がいるという人でも、患者が気軽に相談できるように対応しているクリニックも多くありますので、まずは自分の悩みを医師に話してみることをおすすめします。

月経前症候群を改善したいと望む多くの女性のために、巷にはいろいろな情報があふれています。その中で、最近論議を呼んでいるのが、布ナプキンの問題です。布ナプキンはオーガニック製品のものもたくさん販売されていますし、自分で手作りもできます。自然で優しいイメージがあり、これで月経前症候群が実際に軽くなったという人もいます。それはそれでよいことですが、布ナプキンの販売業者の中には、従来の紙ナプキンが月経前症候群や不妊症の原因になると主張するところもあり、それが問題になっているのです。紙ナプキンの経血を吸収する素材には石油を原料とする高分子ポリマーが使用されています。紙ナプキンに問題があると主張する業者の説によると、この高分子ポリマーが女性の体内に吸収され、子宮内に溜まるなどして悪影響があるというのです。さらに、紙ナプキンの材料を漂白する際に塩素系漂白剤を使うので、ダイオキシンが体内に入ってしまうと批判しています。しかし、高分子ポリマーは実は人体に吸収されうる分子に比べてはるかに大きな分子なので、子宮に吸収されて月経前症候群や不妊の原因になることは考えられません。また、紙ナプキンの漂白には現在二酸化炭素による方法が採用されています。さらに、紙ナプキンや紙おむつを管轄する社団法人により、紙ナプキンの材料にはダイオキシンを発生させる成分は基本的に含まれていないことが明言されています。したがって、月経前症候群になることを心配して無理に布ナプキンに変える必要はないと判断できます。布ナプキンを使う場合でも、汚れが完全に落ちきっていないまま繰り返し使うとかえって肌によくないため、洗濯には十分配慮することが大切です。

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